この記事では、複数のベトナム旅行時に使える複数のトラベルeSIMを比較してオススメを紹介しています。

ベトナムは東南アジアの人気旅行先の中でも日本から比較的近い国の一つ。
日本の大手航空会社だけでなく、ベトナム航空やベトジェットと呼ばれるLCCも就航しています。

ベトナムで利用できるeSIMは、Airalo、Airhub、UPeSIM、Soracom Mobile、Nomadなど、コストパフォーマンスの良いeSIMが複数あります。

結論から言うと、ベトナムで使えるeSIMは以下がオススメです。

 

  • コスパ重視:NomadのeSIM
  • 使いやすさ重視:AoraloのeSIM

 

では、それぞれのeSIMの特徴と通信速度などを比較して確認していきましょう。

 

Airalo(エラロ)

Airaloは一番おすすめのeSIMサービス

Airaloは、世界的に人気が高く信頼できるeSIMの一つです。

利用可能国は200カ国以上と、ほとんどの主要国をカバー。
通信速度も4G/5Gに対応しており、渡航先でもインターネットやSNS、動画視聴などを快適に行うことができます。

アプリも使いやすく、トップアップ(データ容量の追加)も簡単。
購入ごとに次回から使えるUSDが貯まるので、お得にeSIMを活用したい方に最適です。

期間限定のクーポンコードも配布中なので、海外eSIMを安く試したい方にもオススメ!

【カテゴリー別】Airaloの評価

通信スピード

4G/5Gに対応した高速接続

 9.8 / 10

利用可能国

eSIM:200カ国+

 9.6 / 10

料金プランと価格帯

充実したプラン内容とお得な価格帯

 9.0 / 10

トップアップ機能

アプリで追加可能

 9.7 / 10

特典制度

購入ごとにUSDが貯まる

 9.5 / 10

使いやすさ

使いやすいアプリ

  9.5 / 10

カスタマーサポート

24時間ライブチャット対応

 9.7 / 10

 
 

Airaloの詳細なレビューや使い方はコチラ

Airal(読み方:エラロ)は世界中の旅行者に最もよく使え荒れているeSIM データサービスです。
日本語にも対応しており、使いやすさはトップクラス。

eSIM選びで失敗したくない方や、どれを選べばいいかわからないという初心者に最適のeSIMです。

 

AiraloのeSIMの購入とインストール方法

AiraloのeSIM は、QR コードを読み取る必要や手入力でSIM情報を設定する必要がなく、アプリから直接インストールできます。
そのため、eSIMが初めての方やスマホ操作が苦手な方でも使いやすく、
eSIM入門に最適なサービスと言えます。

AiraloのベトナムeSIMの価格や購入方法

見つめているAiraloの公式ウェブサイト、ベトナム向けeSIMの名前はカンボジアを繋ぐ 以下の3つのデータプランを提供しています。

データ容量 有効期限 価格 GB単価
1GB 7番目 4.5ドル 4.5ドル
3GB 30日 9ドル 3ドル
5GB 30日 $13.5 2.7ドル

今回は複数のeSIMを試す前提で1GBプランを購入しましたが、3GBと5GBプランがコストパフォーマンスとしては一番良いかも知れません

インストールも非常に簡単で、iPhoneの場合はQRコードなしでアプリから直接eSIMをインストールすることが可能です。

ハノイ・ホーチミンでの Airalo eSIM の通信品質

空港に到着後、装着したAiralo eSIMを「モバイルデータ通信」に設定。
データローミングをオンにし、すぐにインターネットに接続できました 。 

通信会社はベトナム大手キャリアのMetfone。
電波状況は概ね問題なく、圏外になることもほとんどありませんでした。

通信速度

この eSIM はシンガポール経由でローミングしているため、Ping値は約60 ~ 80 ミリ秒です。
こちらはローミング通信では比較的良好で、体感としては遅延はあまり感じず、動画やSNSもサクサク快適に使えました。

データー容量も必要に応じてトップアップ(追加)できるので、万が一の場合も安心。
Airaloはモバイルアプリからデータ残量の確認や追加データ購入ができるので便利な点もオススメです。

インターネット共有(テザリング)も問題なく使えたので、ホテルのWi-Fiが全く繋がらなかった時などにPCやタブレット用のネットワークとして活用できました。

 

ソラコムモバイル

Soracom Mobile は、IT (特に IoT 分野) で有名な日本の企業であるソラコムが提供する海外旅行者向けのeSIM サービスです。

2022 年 7 月のアップデートにより、日本、アジアなどでも利用できるようになりました。

SORACOM MOBILEのベトナムeSIMの特徴

もちろん日本の企業が提供するサービスなので日本語で利用できるという安心感はあります。
アプリ含め、サービス全体も使いやすいので初心者にもオススメ。

モバイルアプリで購入からインストールまで完結する形となっており、App Storeからアプリをダウンロードし、国とデータプランを選択し、Apple Payまたはクレジットカードで購入するだけでOKです。

(アカウントやログインがなくても、eSIMのストアを参照してデータ プランを選択できます。)

eSIMの購入完了後、eSIMをインストールしましょう。
ワンタップで iPhoneにeSIMを追加することができるので、QRコードのスキャンその他の手順も不要です。

【ベトナムeSIM】データプランと料金

Soracom Mobileは日本、シンガポール、台湾、香港などのアジア諸国をはじめ、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ(33か国)でもデータ通信が利用可能です。

Soracom Mobile|ベトナムで利用できるデータ プラン

  • 1GB / 30日 : $5.89
  • 3GB / 30日 : $16.49
  • 5GB / 30日 : $26.99
  • 10GB / 30日 : $52.99

 

短期の旅行なら3GBや5GBがオススメですが、少し料金が高めに設定されています。
なお、eSIMはインターネット環境があればいつでもどこでもインストールできますが、渡航前に日本でインストールしておいた方が安心です。

(日本にいる間はベトナムのeSIMは使えない(接続できない)ので、日本に着くまでこのモバイル通信プラン自体はオフにしておきましょう。)

ベトナムでのデータ通信の実際

ソラコムモバイルの場合、データローミングやAPNの設定は必要なく、設定から「モバイルデータ通信」に割り当てるだけで利用可能です。

ホーチミン市のタンソンニャット国際空港に到着した後、地元のネットワーク(ベトナムモバイル)にすぐつながりました。
ネットワークの速度は基本的には4Gで、一部エリアでは3GやEDGEになるタイミングもありました。

データ残量の確認や追加購入、インターネット共有

SORACOM モバイルアプリからいつでもデータ残量の確認や追加データ購入(チャージ)が可能です。

加えて、インターネット共有(テザリング)も問題なく利用可能です。
コストパフォーマンス的には最安値ではありませんが、使いやすさと通信の安定性を期待する方にはSoracom Mobileが最適です。

 

SimOptions – スマート トラベラー eSIM

SimOptions はツアー eSIM を豊富に提供
世界的にも有名なSIM提供会社です。

アジアの複数の国をカバーしているので、 アジアを旅行するのに便利なeSIMで、日本やアメリカでも使えるので、日本やアメリカに住んでいる人にとってはメリットがあります。旅行前に自分の国で通信をテストできます。

ただし、SimOptionsのeSIMは一般的な旅行者向けSIMカードと同様にパッケージ化されたeSIM製品であるため、モバイルアプリで管理する利便性はなく、インストールはQRコードベースとなります。

ただしコストパフォーマンスはかなり良いです。

ベトナムでのデータ通信経験

Smart Traveler eSIM はマレーシアで使用したときはまったく問題なく動作しました。
しかし、一部エリアでは圏外になるなど、通信クオリティはそこまで高くないという印象です。

5G または 4Gにつながるのですが、通信速度のばらつきがあるので、安定したインターネット環境を望む方には不向きと言えます。

スピードテストの結果は、上りは基本的に安定しており、下りは1Mbps~41Mbpsの範囲です。
Ping値は300ms以上と遅延もそこそこあるので、通信も速いとは言えません。

こちらのSmart Traveler eSIMはコストパフォーマンスは良いので、節約思考の方は試してみる価値はあります。
なお、このeSIMはテザリング(インターネット共有)も利用可能でした。

 

Nomad|ベトナムのeSIMプランが豊富

Nomadは、従量制のローカルデータプランから、複数の国で接続できる周遊プランまで、豊富なeSIMが購入できます。

旅行で人気なアジアやヨーロッパ諸国を中心に、eSIMのプランが購入できる対応国は100カ国以上。
SMSプラン(※)も導入しているので、海外の番号でSMSテキストを送ることも可能です。
(※現時点でアメリカやカナダに対応)

Nomadのデータプランは1GBあたり2ドル以下と安く、節約しながら海外でも自由にインターネットを楽しみたい方に最適です。

トップアップ(データ容量の追加)もアプリ内で簡単に行うことができます。

【カテゴリー別】Nomadの評価

通信スピード

4G/5Gに対応した高速接続

 9.8 / 10

利用可能国

eSIM:100カ国+

 9.0 / 10

料金プランと価格帯

充実したプラン内容とお得な価格帯

 9.5 / 10

トップアップ機能

アプリで追加可能

 9.5 / 10

特典制度

購入ごとにポイントが貯まる

 9.5 / 10

使いやすさ

使いやすいアプリ

  9.5 / 10

カスタマーサポート

24時間ライブチャット対応

 9.4 / 10

 
 

Nomadで提供されているベトナムのeSIMのデータプラン

Nomadでは、ベトナムeSIMのデータプランが4個用意されています。

【Nomad】ベトナムで使えるeSIMおすすめデータプラン

データ容量 有効期限 価格 GB単価
ベトナム 1GB 7日間 $5 $5
ベトナム 2GB 15日間 $10 $5
ベトナム 3GB 15日間 $13 $4.3
ベトナム 5GB 30日間 $15 $3

※以下の情報は執筆時点のものです。
※最新情報はNomad公式サイトを参照してください。

 

Nomadで使えるベトナムeSIMは、1GBから5GBまで。
価格もかなり安いです。

コストパフォーマンスを重視するなら、5GBプランのeSIMデータプランがオススメ
旅行や出張、留学など、ベトナムへの渡航期間やインターネットの利用状況に合わせてeSIMのデータプランを選びましょう。

なお、今回はの検証では3GBプランを購入しています。
ちなみに、NomadのベトナムeSIMはデータ通信専用のため、電話やSMS機能は付いていません。 

【NomadのベトナムeSIM】通信速度やデータ品質

機内でローミングをONにしましたが、すぐにSNSやインターネットが使えるようになりました。
Nomad eSIMのベトナムでの接続先はベトテル 、ディスプレイはLTEです。

ホーチミン市とダナンにそれぞれ数泊しましたが、どちらもインターネット利用に全く問題なく、快適に利用できました。

通信速度に多少のばらつきはありますが、旅行などには十分実用的な速度。
ベトナム旅行に便利なGrab(配車アプリ)、LINEなどの使用はもちろん、Youtubeなどの動画視聴も止まることなくスムーズでした。

通信は香港経由のローミング通信なのでPing値が100msを超えていますが、Soracom MobileやSimOptions eSIMに比べると小さく、それほど遅延は感じません。

(インターネット共有(テザリング)も可能)

Nomadはアプリで簡単にデータ残量の確認や追加データ購入が可能なので、データが足りなくなった場合も安心です。

ノマド eSIM の概要

買うなら5GBプランか3GBプランがコスパ的におすすめ。
GB単価が3ドル(約450円)以下程度であれば、他のトラベルeSIMと比べてもかなり良いと思います 

また、アプリから使用データ量を確認でき、必要に応じて追加データを購入ができます。
アプリのUIもわかりやすいので、追加購入やインストールも簡単です。

 

(番外編)楽天モバイルの国際ローミング

楽天モバイルでは月2GBまで追加料金なしで海外ローミングが利用できます。
ホーチミンとダナンで使ってみましたが、結論としては、頻繁に通信が切れてしまい、ほとんど使い物になりませんでした。

特に、位置情報が重要なGrab(配車アプリ)は継続的なデータ通信が必要なので、楽天モバイルは不安定すぎて使えず、LINEやInstagramなどのメッセージが一向に送れず、「送信中」(Sending)にまま止まることが頻繁にありました。

Twitterで同様の現象を検索してみても、同じ経験をした人が複数いるようなので、楽天モバイルの国際ローミングは現状ベトナムでは十分に機能しないと考えられます。

すでに楽天モバイルを契約している方は試してみるのも良いですが、代替案としてNomadやAiraloなどのeSIMを契約しておくのをお勧めします。

 

【ベトナムのおすすめeSIM】用途や予算に合わせてeSIMを選ぼう

Soracom Mobileの場合、購入から使い始めるまでが本当に簡単。
通信速度は最速ではないものの、ローカル通信は安定している印象です。
そのため、多少高くても利便性と安定性を求める旅行者向けと言えるでしょう。

SimOptionsのSmart Traveler eSIMは、ローカル通信にやや不安はありますが、コストパフォーマンスは抜群。
日本を含む複数の国で利用できるのがメリットです。

Nomadは利便性、コストパフォーマンス、現地の通信品質バランスが良く、ベトナム旅行用のeSIMとして誰にでもお勧めできるサービスです。

 

物理SIMはお勧めしない!空港のベトナムSIMは高いし設定が面倒

旅行者の中には、「現地のSIMを買ってインターネットを確保する」という方も少なからずいます。
しかし、空港や街の路面店でSIM行って選んで、買ってSIMトレイを開けて、SIMを差し替えて、色々設定して、元のSIMを紛失ないように保管して。。。など、面倒な作業が非常に多いです。

eSIMであれば、日本で購入・インストールしておき、現地について設定を「ON」にするだけで使えるようになります。

ただし、現状、プリペイドeSIMでは電話番号の支給がないため、ベトナムの電話番号が必要な場合は現地の物理SIM購入がベストです。

 

データの消費量はどれくらい?予想されるデータ使用量の計算方法

多くのプリペイド データ プランでは使用量が制限されています。
したがって、使用する予定のデータ量を理解することが重要。

(測定は通常、メガバイト (MB) またはギガバイト (GB) – 初心者の場合、1024MB = 1GB。)

タスクやアプリによって使用される量は大きく異なります。たとえば、1GB では、次の Web を閲覧できます。44時間 または見る5時間 ストリーミングテレビの。

一般的なアクティビティとアプリの内訳と、それらが 1 時間で使用するおよその MB は次のとおりです。

InstagramやTiktok、Google Mapなどのアプリを一時間使った際の消費データ容量(eSIM)

  • ポケモンGO: 3MB
  • Googleマップ:5MB
  • Spotify(標準画質):40MB
  • Webブラウジング(Safari、Chrome):60MB
  • ポッドキャスト: 60 MB
  • フェイスブック:80MB
  • Youtubeの視聴(標準画質):300MB
  • インスタグラム:720MB
  • TikTok: 840 MB

データ使用量についてもう少し詳しく知りたい場合は、次のことを試してください。

可能であれば、データ容量が中規模のeSIM プランを選択することをお勧めします。
毎日の使用量を確認したり、慣れない街を移動中にデータ量が足りなくなるのを心配したりする追加のストレスは必要ありません。

また、簡単にトップアップ(追加)できるNomadやAiraloであれば、データが足りなくなった場合も安心です。

 

まとめ|ベトナムのハノイやホーチミンで使えるeSIMならデータ量も豊富で安いAiraloがオススメ!

ベトナムに旅行するとき、データプランの通信量や価格の安さがeSIMを選ぶ際の重要なポイントです。

海外旅行中にスマホを使用して街を移動する場合でも、友人や家族と連絡を取り合いたい場合でも、周りに無料Wi-Fiがなくても気にせずインターネットが利用できます。

また、トップアップ(データ容量の追加)も簡単に行えるので、万が一データ容量が足りなくなってきても安心です。

海外旅行前に、信頼できるeSIMを必ず確保しておきましょう。