インドネシア滞在時には、便利なトラベルeSIMが最適です。
この記事では、実際に複数のeSIMを現地で使用し、比較検証しています。
結論から言うと、インドネシアで使えるeSIMは以下がオススメです。
- コスパ重視:NomadのeSIM
- 使いやすさ重視:AoraloのeSIM
では、それぞれのeSIMの特徴と通信速度などを比較して確認していきましょう。
インドネシアのローカルネットワーク事情
国営企業テルコムセル (TSEL) 、カバー範囲(利用可能エリア)が最も優れている
インドネシアには、Telkomsel (TSEL)、XL Axiata、Indosat Ooredoo (通称 Indosat) の 3 つの主要な携帯電話会社と、3 (Tri) などの携帯電話会社があります。
その中で最大のものは、国営企業テルコムセル (TSEL) 。
カバー範囲(利用可能エリア)が最も優れており、通信クオリティも高いです。
そのため、インドネシア国内で快適インターネットを使いたい場合は、TSELのネットワークが使える物理SIMやeSIMを選べば問題ありません。
ジャカルタやバリ島などの都市部ではXL、Indosat、3(Tri)などもカバー範囲/通信クオリティ共に高いですが、地方に行く場合は、TSEL以外のネットワークが対応しているかを確認した方が無難と言えます。
Nomad|インドネシアで使えるeSIMプランが豊富
Nomadは、従量制のローカルデータプランから、複数の国で接続できる周遊プランまで、豊富なeSIMが購入できます。
旅行で人気なアジアやヨーロッパ諸国を中心に、eSIMのプランが購入できる対応国は100カ国以上。
SMSプラン(※)も導入しているので、海外の番号でSMSテキストを送ることも可能です。
(※現時点でアメリカやカナダに対応)
Nomadのデータプランは1GBあたり2ドル以下と安く、節約しながら海外でも自由にインターネットを楽しみたい方に最適です。
トップアップ(データ容量の追加)もアプリ内で簡単に行うことができます。
【カテゴリー別】Nomadの評価
通信スピード |
4G/5Gに対応した高速接続 |
利用可能国 |
eSIM:100カ国+ |
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
トップアップ機能 |
アプリで追加可能 |
特典制度 |
購入ごとにポイントが貯まる |
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |
インドネシアに限らず、利用できる国が豊富で安いです。
初めての方でも簡単にインストールできるので、eSIMに慣れていない方でも気軽に使うことができます。
アプリは日本語に対応しておらず、ウェブサイトの日本語も怪しい翻訳が多いですが、世界でも1、2を争うトップeSIMプロバイダーなのでご安心ください。
Nomadのアプリ・ウェブサイトは綺麗にデザインされており、直感的な操作が可能。
そのため、英語が苦手な方でも非常に使いやすいと好評です。
NomadインドネシアのeSIMプラン料金
【Nomad】インドネシアのeSIMおすすめデータプラン
データ容量 | 有効期限 | 価格 | GB単価 | |
インドネシア | 1GB | 7日間 | $4 | $4 |
インドネシア | 3GB | 15日間 | $9 | $3 |
インドネシア | 5GB | 15日間 | $13 | $2.6 |
インドネシア | 10GB | 30日間 | $22 | $2.2 |
インドネシア | 15GB | 30日間 | $28 | $1.8 |
インドネシア | 20GB | 30日間 | $34 | $1.7 |
インドネシア | 30GB | 30日間 | $80 | $2.6 |
インドネシア | 40GB | 30日間 | $110 | $2.75 |
インドネシア | 50GB | 30日間 | $125 | $2.5 |
インドネシア | 100GB | 60日間 | $240 | $2.4 |
※以下の情報は執筆時点のものです。
※最新情報はNomad公式サイトを参照してください。
〜3日の滞在であれば3GB〜5GBプラン。
1週間以内の滞在なら、5GB〜10GB が人気です。
【ジャカルタで使ってみた】NomadのインドネシアでeSIMの通信品質を調査
eSIMネットワークはインドネシア国内最大手のTSEL
NomadのeSIMをローカルで使用する場合に必要な設定は以下のとおり。
- データローミングが有効になっている
- モバイルデータ設定に割り当てる
スカルノハッタ国際空港のターミナル3に到着したら、上記の設定を行ったところ、すぐに現地のネットワークに接続されました。
NomadのeSIMの接続先はTSEL。
インドネシア国内で最も優れたネットワークに接続でき、電波も4Gでした。
TSELは国内シェアNo.1なので、ジャカルタ滞在中は圏外になることもなく全く問題ありません。
通信品質
滞在中は電波が一度も途切れることなく、SNSやGoogle Mapを安定して使うことができました 。
ジャカルタのNomad eSIM通信速度
スカルノハッタ国際空港などの人が多いエリアでは少し通信が遅くなる傾向がありました。
ただ、街中での利用は問題なく、SNSやYoutubeも快適に視聴できるほどの通信スピードです。
なお、NomadのインドネシアeSIMは香港の通信事業者によって提供されており、香港のネットワークを経由してローミングします。
そのため、Ping値は約 100 ミリ秒程度。
テザリング(インターネット共有)も可能なので、PCたタブレットとネットワークを共有して使用することも可能です。
NomadのインドネシアeSIMはアプリの管理が可能
Nomad eSIMは、アプリ上でデータ残高を確認したり追加データを購入したりできます。
そのため、データ容量が少なくなってきたタイミングで追加できるので、ギガバイト不足になる心配もありません。
NomadのインドネシアeSIMの概要
✅デザインが良くて使いやすい
✅プランが豊富でコスパも良い
✅ TSEL 4G に接続、許容可能な速度
MobiMatter (3HK eSIM)|コスパの良いインドネシアのおすすめeSIM
MobiMatterは、大容量でありながら非常にコストパフォーマンスの良いプリペイドeSIMを多数提供しているeSIMプロバイダーです。
旅行で人気なアジアや欧米、南米を中心に、eSIMのプランが購入できる対応国は100カ国以上。
MobiMatterのeSIMは大容量ながら価格が安いので、節約しながら海外で自由にインターネットを楽しみたい方に最適です。
【カテゴリー別】Nomadの評価
通信スピード |
4G/5Gに対応した高速接続 |
利用可能国 |
eSIM:100カ国+ |
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
トップアップ機能 |
アプリで追加可能 |
特典制度 |
クーポンあり |
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |
3HK が提供するインドネシア向け eSIM
この MobimatterのインドネシアeSIM には、15 GB プランと 30 GB プランの 2 つのバリエーションが用意されています。
- 15GB / 30日 : $11.99
- 30GB / 30日 : $15.99
どちらも有効期限は30日間。
GB数と料金を考えると、30GBプランがコストパフォーマンスが高くてオススメです。
さらに、MobiMatterにアカウント登録すると、会員特典(メンバーズ特典)として10%ポイントバックか3%割引のどちらかを選択でき、それを利用すれば実際の価格よりも安くインドネシアのeSIMを使うことができます。
MobimatterのインドネシアeSIMが安い理由としては、ネットワーク提供している3HKという香港のグループ会社がインドネシアに3(Tri)というネットワークを持っており、グループ回線として利用できるからです。
なお、料金は安いのですが、MobimatterのインドネシアeSIMではインドネシア第4位の3(トライ)ネットワークでしか利用できません。
ジャカルタでの利用状況と通信品質
これら 3 つの eSIM はローミングも使用するため、データローミング をオンにする必要があります。
その後、手動でネットワーク先を3(Tri)に設定しましょう。
(Mobimatterの回線は3 (Tri ) しか利用できませんが、自動で接続されない点には注意が必要です。)
通信クオリティは安定しており、eSIMを有効化するとすぐにLTEに接続されました。
ジャカルタなどの都市部はSNSやGoogle検索も問題なく使えましたが、電波が突然途切れる場面もあり、復旧まで 1分ほど待つか、機内モードをON→OFFにする必要がありました。
通信速度
重要なスピードに関しては、安定しており高速です。
香港経由のローミングですが、Ping値も80mm程度とeSIMの中では比較的低い値です。
インターネット共有(テザリング)
また、MobiMatterのeSIMはインターネット共有(テザリング)も使えるので、スマホ→PC、スマホ→タブレットなどとインターネットを共有することが可能です。
データ残量確認とデータ追加
MobiMatterアプリ(iOS、Android)または公式Webサイトからログインすると、現在のデータ使用量を確認したり必要に応じて追加データを購入したりできます。
データ容量が必要になった際にすぐに追加できるので、台湾現地でインターネットが使えなくなる心配もありません。
MobiMatterのeインドネシアSIMまとめ
✅圧倒的なコスパ
✅ 接続先ネットワークは3(Tri)のみ
✅ 速度が80%を超えると非常に快適
✅まれに通信の遅延や未接続が発生する場合がある
Airalo(エラロ)
Airaloは、世界的に人気が高く信頼できるeSIMの一つです。
利用可能国は200カ国以上と、ほとんどの主要国をカバー。
通信速度も4G/5Gに対応しており、渡航先でもインターネットやSNS、動画視聴などを快適に行うことができます。
アプリも使いやすく、トップアップ(データ容量の追加)も簡単。
購入ごとに次回から使えるUSDが貯まるので、お得にeSIMを活用したい方に最適です。
期間限定のクーポンコードも配布中なので、海外eSIMを安く試したい方にもオススメ!
【カテゴリー別】Airaloの評価
通信スピード |
4G/5Gに対応した高速接続 |
利用可能国 |
eSIM:200カ国+ |
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
トップアップ機能 |
アプリで追加可能 |
特典制度 |
購入ごとにUSDが貯まる |
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |
Airaloの詳細なレビューや使い方はコチラ
Airal(読み方:エラロ)は世界中の旅行者に最もよく使え荒れているeSIM データサービスです。
日本語にも対応しており、使いやすさはトップクラス。
eSIM選びで失敗したくない方や、どれを選べばいいかわからないという初心者に最適のeSIMです。
AiraloのeSIMの購入とインストール方法
AiraloのeSIM は、QR コードを読み取る必要や手入力でSIM情報を設定する必要がなく、アプリから直接インストールできます。
そのため、eSIMが初めての方やスマホ操作が苦手な方でも使いやすく、eSIM入門に最適なサービスと言えます。
【AiraloのインドネシアeSIM】おすすめのプラン料金
【Nomad】インドネシアのeSIMおすすめデータプラン
データ容量 | 有効期限 | 価格 | GB単価 | |
インドネシア | 1GB | 7日間 | $5.5 | $5.5 |
インドネシア | 2GB | 15日間 | $8 | $4 |
インドネシア | 3GB | 30日間 | $11 | $3.67 |
インドネシア | 5GB | 30日間 | $16.5 | $3.3 |
インドネシア | 10GB | 30日間 | $24.75 | $2.475 |
インドネシア | 20GB | 30日間 | $40 | $2 |
※以下の情報は執筆時点のものです。
※最新情報はAiralo公式サイトを参照してください。
GB単価からもわかるように、コストパフォーマンスを求めるなら5GB以上がお得です。
【ジャカルタで検証】Airaloの通信速度と品質
今回は、Airaloの2GBプランを購入し検証しています。
実際にローカルでモバイルデータ通信を行う際に必要な設定は以下の通り。
- データローミングを有効にする
- 「モバイルデータ通信」に回線(eSIM)を割り当てる
スカルノハッタ国際空港のターミナル3に到着して上記の設定を行うと、すぐにAiraloのeSIMがローカルのネットワークに接続されました。
接続先はネットワークは 最大手ネットワークTSEL 4G(Telkomsel)なので、通信クオリティも申し分ありません。
通信速度
ジャカルタ、バリ島、都市部・ローカルエリアに関係なく、問題なくAiraloのeSIMを使用できました。
Ping値に関しては、シンガポール経由のローミングでは 80 ~ 100 ミリ秒が標準。
SNSやGoogle 検索、地図アプリは問題なく使えましたが、Youtubeなどの動画視聴は少し読み込みに時間がかかる印象です。
AiraloのインドネシアeSIMまとめ
✅ 使いやすいウェブサイトとアプリ
✅ コストパフォーマンスが高い
✅ インドネシアの最大手ネットワークTSEL 4Gに接続
✅通信速度が良くない。でも使えるものは使える。
空港で物理SIMを買うのは高い?インドネシアの現地SIM料金とIMEI登録方法
インドネシアでは2020年より、海外で購入した現地SIMを使用した端末(スマートフォンやタブレット)を持ち込む場合、原則としてIMEI登録(いわゆる端末番号登録)が必要となります。
基本的には90日以上滞在する駐在員が対象ですが、最近では短期渡航者でも現地のSIMカードを使用する場合はIMEIの登録が必要とされる場合もあります。
「Amazon等でインドネシアで使えるSIMカードを購入したけど、IMEIの登録がなかったから短期滞在でも使えなかった」という人もあるので、不用意に旅行前に購入するのは割けた方がいいでしょう。
もちろん、ジャカルタの空港で現地SIMカードを販売しているので、そちらで購入することも可能です。
英語でやりとりが必要となるほか、場合によっては現地通貨を要しなければならないなど、手間が多いです。
なお、スカルノハッタ国際空港で販売されている現地SIMカードの価格は、2,000円~3,000円程度。
IMEI登録料が含まれていることが原因かもしれませんが、他の東南アジア諸国の現地 SIMと比較すると値段は高いです 。
なお、IMEI登録から90日を過ぎると、同じIMEI(端末)で再度登録することはできなくなる(もしくはお金がかかる)という情報もあります。
最大で2回、再登録(延長)が可能との情報もありますが、いずれにせよインドネシアでの物理SIM購入は面倒なことが多いです。
インドネシアに渡航する際は、やはりeSIM一択。
IMEI登録が不要であることはもちろん、現地SIMを購入するために列に並んだり、現金を払ったり、SIMカードを入れ替える必要はありません。
まとめ|インドネシアのジャカルタやバリ島で使えるeSIMならデータ量も豊富で安いAiraloがオススメ!
インドネシアに旅行するとき、データプランの通信量や価格の安さがeSIMを選ぶ際の重要なポイントです。
海外旅行中にスマホを使用して街を移動する場合でも、友人や家族と連絡を取り合いたい場合でも、周りに無料Wi-Fiがなくても気にせずインターネットが利用できます。
また、トップアップ(データ容量の追加)も簡単に行えるので、万が一データ容量が足りなくなってきても安心です。
海外旅行前に、信頼できるeSIMを必ず確保しておきましょう。
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