台湾は日本から地理的に近く、日本人にも人気の旅行先の一つです。
厳しかったコロナ規制も緩和され、以前のように日本から台湾への入国が簡単にできるようになりました。
この記事では、台湾で使えるプリペイドeSIMを実際に現地で使い、使用感や接続スピードなどをレビュー!
複数のeSIMを台北市内で利用し、NomadとMobiMatter(3HKのeSIM)という2つのプリペイドeSIMを中心に、台湾で使えるおすすめのeSIMを徹底比較しています。
旅行や出張で台湾に行く予定がある方や、現地でインターネットを利用するためにeSIM利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
Nomad|台湾のeSIMプランが複数利用可能!
Nomadは、従量制のローカルデータプランから、複数の国で接続できる周遊プランまで、豊富なeSIMが購入できます。
旅行で人気なアジアやヨーロッパ諸国を中心に、eSIMのプランが購入できる対応国は100カ国以上。
SMSプラン(※)も導入しているので、海外の番号でSMSテキストを送ることも可能です。
(※現時点でアメリカやカナダに対応)
Nomadのデータプランは1GBあたり2ドル以下と安く、節約しながら海外でも自由にインターネットを楽しみたい方に最適です。
トップアップ(データ容量の追加)もアプリ内で簡単に行うことができます。
【カテゴリー別】Nomadの評価
通信スピード |
4G/5Gに対応した高速接続 |
利用可能国 |
eSIM:100カ国+ |
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
トップアップ機能 |
アプリで追加可能 |
特典制度 |
購入ごとにポイントが貯まる |
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |
Nomadで提供されている台湾 eSIMのデータプラン
Nomadでは、台湾eSIMのデータプランが13個用意されています。
ただし、そのうちの3つのデータプランは(Truphone)はコストパフォーマンスが非常に悪いため、使える台湾eSIMとしては実質以下の10プランがオススメです。
【Nomad】台湾のeSIMおすすめデータプラン
データ容量 | 有効期限 | 価格 | GB単価 | |
台湾 | 1GB | 7日間 | $4 | $4 |
台湾 | 3GB | 15日間 | $6 | $2 |
台湾 | 5GB | 15日間 | $9 | $1.8 |
台湾 | 10GB | 30日間 | $15 | $1.5 |
台湾 | 15GB | 30日間 | $19 | $1.27 |
台湾 | 20GB | 30日間 | $34 | $1.7 |
台湾 | 30GB | 30日間 | $60 | $2 |
台湾 | 40GB | 30日間 | $75 | $1.88 |
台湾 | 50GB | 30日間 | $90 | $1.8 |
台湾 | 100GB | 60日間 | $170 | $1.7 |
※以下の情報は執筆時点のものです。
※最新情報はNomad公式サイトを参照してください。
Nomadで使える台湾eSIMは、1GBから100GBまでラインナップが非常に豊富。
価格も比較的良心的です。
しかし、GB単価で見ると20GB以上はコストパフォーマンスが少し悪くなります。
コストパフォーマンスを重視するなら、15GBプランのeSIMデータプランがオススメですが、3GB〜15GBまでのプランであれば損はしないリーズナブルな価格帯です。
旅行や出張、留学など、台湾への渡航期間やインターネットの利用状況に合わせてeSIMのデータプランを選びましょう。
なお、今回はの検証では3GBプランを購入しています。
ちなみに、NomadのeSIMはデータ通信専用のため、電話やSMS機能は付いていません。
台北で使えるNomadのeSIMの品質/通信状況
Nomadの場合、eSIMを使い始めるにはデータアクティベーションが必要です。
今回購入したNomadのeSIMであれば、アプリからスマホ端末にeSIMをインストールするだけで完了。
台湾現地に着いた際にeSIMを起動してローミングをONにすればインターネットが使えるようになります。
台湾でNomadのeSIMを利用開始する手順
- Nomadで台湾eSIMをアクティベート
- データローミングを有効にする
- 回線をモバイルデータ通信に設定する
上記3つの手順を行ってから10秒程度で現地回線に自動的に接続され、インターネットが利用できるようになりました。
なお、今回の検証中、台湾での接続先は中華電信の5G。
InstagramやLINEなどのSNSはもちろん、Youtubeなどもサクサク快適に台湾現地で利用できました。
台湾でトップシェアを誇る通信業者|中華電信
中華電信は台湾でトップシェアを誇る最大手の通信事業者。
台湾の利用可能なエリア(カバー範囲) も良いです。
台北滞在中、圏外になることはなく常にインターネットがスムーズに利用できていました。
【Nomad】台湾eSIMの通信速度
Yahoo!ニュースやTwitter、Instagramの閲覧など、通常のインターネット利用であれば普通に使えました。
ただ、通信速度としては高速とは言えません。
【スピードテスト】Nomadの台北eSIMの通信速度を検証(台湾桃園国際空港、台北駅、台北101エリア)
アップロード速度はダウンロード速度よりも高速。
30Mbps〜60Mbpsなので、一般的なインターネットスピードと比較すると少し遅いのですが、旅行中であれば気にならない程度です。
Nomadの台湾eSIMプロバイダーは香港のcslや台湾の中華電信が表示されてますが、IPアドレスはシンガポールでした。
そのため、Ping (遅延の程度を示す値) は約80ミリ秒と少し高い数値となっています。
eSIMはインターネット共有(テザリング)も使えるので、スマホ→PC、スマホ→タブレットなどとインターネットを共有することが可能です。
Nomadアプリ(iOS、Android)または公式Webサイトからログインすると、現在のデータ使用量を確認したり必要に応じて追加データを購入したりできます。
データ容量が必要になった際にすぐに追加できるので、台湾現地でインターネットが使えなくなる心配もありません。
MobiMatter (3HK eSIM)|コスパの良い台湾eSIM
MobiMatterは、大容量でありながら非常にコストパフォーマンスの良いプリペイドeSIMを多数提供しているeSIMプロバイダーです。
旅行で人気なアジアや欧米、南米を中心に、eSIMのプランが購入できる対応国は100カ国以上。
MobiMatterのeSIMは大容量ながら価格が安いので、節約しながら海外で自由にインターネットを楽しみたい方に最適です。
【カテゴリー別】Nomadの評価
通信スピード |
4G/5Gに対応した高速接続 |
利用可能国 |
eSIM:100カ国+ |
料金プランと価格帯 |
充実したプラン内容とお得な価格帯 |
トップアップ機能 |
アプリで追加可能 |
特典制度 |
クーポンあり |
使いやすさ |
使いやすいアプリ |
カスタマーサポート |
24時間ライブチャット対応 |
MobiMatterで提供されている台湾 eSIMのデータプラン
MobiMatterの台湾eSIM(30GB)の内容は以下の通りです。
- データ容量:30GB
- 有効期間:30日間
- 価格:13.99ドル(1ドル=135円=1,890円)
- GB の場合: 0.47 ドル
30GBは普通の旅行十分すぎる量ですが、価格が非常に安いです。
テザリングによるインターネット共有も利用でき、データ残量を気にする必要がありません。
(万が一30GBを使い切っても、128kbpsの低速スピードでインターネットが利用可能です。)
台北でeSIMを使った際の通信品質
台湾でMobiMatterのeSIMを利用開始する手順
- MobiMatterで台湾eSIMをアクティベート
- データローミングを有効にする
- 回線をモバイルデータ通信に設定する
上記3つの手順を行ってから10秒程度で現地回線に自動的に接続され、インターネットが利用できるようになりました。
3HKのeSIMはNomadと同じように使えます。
データローミングを有効にし、モバイルデータ通信用にeSIMを割り当てれば台湾ですぐにインターネットが利用できます。
(初回接続には少し時間がかかる場合がありますが、1分以内に接続されます。)
なお、今回の検証中、台湾での接続先は中華電信のLTE。
InstagramやLINEなどのSNSはもちろん、Youtubeなどもサクサク快適に台湾現地で利用できました。
台北滞在中、圏外になることはなく常にインターネットがスムーズに利用できていました。
【MobiMatter】台湾eSIMの通信速度
Yahoo!ニュースやTwitter、Instagramの閲覧など、通常のインターネット利用であれば普通に使えました。
ただ、通信速度としては高速とは言えません。
【スピードテスト】Nomadの台北eSIMの通信速度を検証(台湾桃園国際空港、台北駅、台北101エリア)
アップロード速度はダウンロード速度よりも高速でNomadよりも若干速い印象です。
(たとえば、Twitter(X)のメディア(画像や動画)の読み込みがスムーズに行われ、Youtube動画の開始も少し速かったです。)
30Mbps〜60Mbpsなので、一般的なインターネットスピードと比較すると少し遅いのですが、旅行中であれば気にならない程度です。
なお、使用データ使用量が300MBを超えるとSMSが届きます。
しきい値を段階的に超えるたびに、残量がSMS で通知されるので、都度データ容量を確認しながらスマホを使えるので便利。
また、MobiMatterのeSIMはインターネット共有(テザリング)も使えるので、スマホ→PC、スマホ→タブレットなどとインターネットを共有することが可能です。
MobiMatterアプリ(iOS、Android)または公式Webサイトからログインすると、現在のデータ使用量を確認したり必要に応じて追加データを購入したりできます。
データ容量が必要になった際にすぐに追加できるので、台湾現地でインターネットが使えなくなる心配もありません。
台湾で使えるオススメのその他eSIM|SORACOM MOBILE/Maya Mobile
SORACOM MOBILE(ソラコムモバイル)|日系企業のオススメeSIM
IoTプラットフォームの開発/提供を行うソラコム株式会社が、データ通信の知見を活かして旅行者向けサービスに開発した「ソラコム」。
eSIMに特化したプリペイドデータ通信サービスで、台湾だけでなくアメリカ、ヨーロッパ、日本でも利用可能です。
購入からインストールまで、すべてアプリ1つで完結するので、使い始めるまでの使いやすさはトップクラス。
eSIM初心者や機械が苦手な方でも安心して使えます。
台湾でSORACOM MOBILE eSIMのeSIMを利用開始する手順
- SORACOM MOBILE で台湾eSIMをアクティベート
- データローミングを有効にする
- 回線をモバイルデータ通信に設定する
上記3つの手順を行ってから10秒程度で現地回線に自動的に接続され、インターネットが利用できるようになりました。
利用のハードルが低いことに加え、日本の企業が提供しているので日本語で利用できるという安心感もあります。
SORACOM MOBILE(ソラコムモバイル)の台湾eSIMで選べるデータプラン料金
- 1GB / 30日 : $3.19
- 3GB / 30日 : $8.99
- 5GB / 30日 : $14.99
- 10GB / 30日 : $28.99
他の安いeSIM選択肢と比べると料金は高いです。
そのため、まずは1GBプランや3GBプランから利用を始めてみるのをオススメします。
Maya Mobile|世界190カ国以上で利用可能なeSIM
Maya Mobileは、利用する国によっては最も安価なeSIMを提供しているサービスの1つ。
世界190カ国以上で利用可能で、アジア、ヨーロッパ、南米など広範囲をカバーしています。
Maya モバイル台湾プランの料金
- 1GB / 30日 : $5
- 3GB / 30日 : $8
- 5GB / 30日 : $13
- 10GB / 30日 : $19
- 30GB / 30日 : $49
金額は比較的リーズナブルで、3GB~10GBがコストパフォーマンス面で優れています。
(4G および 5G データ プランでは、電子メールによるインスタント アクティベーションが可能です。)
【どっちがオススメ?】台湾の物理SIMとeSIMを比較
利便性や金額の安さを考慮した場合、物理SIMカードよりもeSIMが圧倒的にオススメです。
ただ、SIMロックがかかっていてすぐにeSIMを使えない・eSIM対応の機種をもていない場合は、物理SIMカードを使う必要があります。
桃園空港の中華電信店で販売されているSIMカード
- 3日:NT$300(無料通話料NT$100)
- 5日:NT$300(無料通話料NT$50)
- 7日:NT$500(フリーダイヤルNT$150)
- 10日:NT$500(無料通話料NT$100)
- 15日:NT$700(無料通話料NT$100)
- 30日:NT$1,000(フリーダイヤルNT$430)
※データ通信量は「Unlimited」と表記されていたので、データ通信は一応無制限の模様。
また、AmazonでSIMカードを購入する人も多いと思いますが、5日間で1,000円程度が相場金額です。
現地で購入するよりも安い場合もありますが、商品によっては高速データ通信が1日2GBなど上限が設定されている場合も多いほか、設定が煩雑で現地についてからすぐにインターネットが使えないなどのトラブルも想定されます。
利用開始の簡単さ価格の安さを考慮すると、やはりeSIMの便利さには敵いません。
また、物理SIMではSIMカードの入れ替え作業が発生するため、SIMカードの破損や紛失の可能性があります。
普段日本で使っているSIMカードを無くしたりしてしまうと大きな問題になるので、不要なトラブルを避けるためにもeSIMの利用を推奨します。
台湾で利用するeSIMのデータ消費量はどれくらい?予想されるデータ使用量の目安を計算
多くのプリペイド データ プランでは使用量が制限されています。
したがって、使用する予定のデータ量を理解することが重要。
利用するアプリや作業内容によって、使用するデータ量は大きく異なります。
たとえば、1GBでは44時間のWEBサイト閲覧または5時間の動画ストリーミングが目安として可能です。(1024MB = 1GB)
その他、一般的なアプリ利用時のデータ量内訳と1時間で使用するおよそのMB(メガバイト)は以下の通りです。
InstagramやTiktok、Google Mapなどのアプリを1時間使った際の消費データ容量(台湾eSIM)
- ポケモンGO: 3MB
- Googleマップ:5MB
- Spotify(標準画質):40MB
- Webブラウジング(Safari、Chrome):60MB
- ポッドキャスト: 60MB
- フェイスブック:80MB
- Youtubeの視聴(標準画質):300MB
- インスタグラム:720MB
- TikTok: 840 MB
台湾現地でインターネットを自由に使いたい場合は、データ容量が豊富なeSIMプランやデータ追加が簡単なeSIMプロバイダーを選択しましょう。
物理SIMなどではデータの追加が簡単では無いので、データ量を気にしながら旅行を続ける必要があります。
ストレスなく、台湾旅行を楽しむためにも快適に使えるeSIMを選んでおきましょう。
まとめ|台湾の台北や台南で使えるeSIMならデータ容量無制限で安いNomadがオススメ!
台湾に旅行するとき、データプランの通信量や価格の安さがeSIMを選ぶ際の重要なポイントです。
海外旅行中にスマホを使用して街を移動する場合でも、友人や家族と連絡を取り合いたい場合でも、周りに無料Wi-Fiがなくても気にせずインターネットが利用できます。
また、トップアップ(データ容量の追加)も簡単に行えるので、万が一データ容量が足りなくなってきても安心です。
海外旅行前に、信頼できるeSIMを必ず確保しておきましょう。
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